2017年度 第1回 定例研究会(旧:月例セミナー)

<ISO/IEC 27000ファミリー規格の動向>

2017年11月30日開催

講演概要

 ISO/IEC 27001:2013の出版以降関連規格群である「ISO/IEC 27000ファミリー規格」の整備と活用も進展しています。他方、サイバーセキュリティやIoTのセキュリティについての標準化が、ISO/IEC JTC1 SC27で重要なテーマとして取り上げられています。
 この講演では、SC 27/WG 1及びSC 27/WG 4のエキスパートである山下氏に、現行のISO/IEC 27001:2013適用における情報セキュリティリスクアセスメントの実務的なヒントと、今後のサーバセキュリティ及びIoTのセキュリティへの取組みを含む標準化の方向について、10月末にベルリンで開催されるISO/IEC SC 27会合の成果も含めて報告をしていただきます。

講師


富士通株式会社
IT戦略本部
テクニカルアドバイザー

山下 真 氏

セミナーレポート

第1回定例研究会は、富士通株式会社 山下 真氏をお招きし、「ISO/IEC 27000ファミリー規格の動向」をテーマに、ご講演を頂きました。

情報セキュリティに関するISOの規格はISO/IECのJTC1 SC27で策定されています。今年は4月にニュージーランドのハミルトンでまた、10月から11月にかけてドイツのベルリンで変種会議が開催されました。日本から両会合に出席された山下氏にISOの現状について、ご報告を頂いきました。
ご報告の内容は、ISO/IEC JTC1 SC27の全体構成にはじまり、各WGで検討されている規格の全体像、そして、ISO/IEC27001で重点となるリスク概念の説明、CybersecurityやIoTなどの新しい動向などです。短時間であるが、最新の動向をコンパクトにまとめてご説明を頂きました。

当日の参加人数は70名です。講演終了後のQ&Aにおいても、具体的な質問が出され、熱心な討議が行われました。

講演資料

講演資料は下記からダウンロードできます。(JASA会員/CAIS・QISEIA資格者のみ。ログインが必要です)

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