情報セキュリティ監査着手セミナー ―「サイバーセキュリティ、うちは大丈夫か?」と言われる前にー
2017年10月03日開催
講演概要
サイバーセキュリティに対する経営者の認識が深まると共に、情報セキュリティ監査の必要性が高まってきています。しかし、情報セキュリティ監査の実施について組織内の理解を得て、予算や体制を整えるのは意外と難しいものです。本セミナーでは、情報セキュリティ監査を企画する方々に、政府や主な企業における情報セキュリティ監査の取り組み実態をご紹介することを通じて、着手に向けて前進していただくことを目的としています。
セミナーレポート
JASA情報セキュリティ監査着手セミナーが開催されました。
10月3日 JASA情報セキュリティ監査着手セミナー「-サイバーセキュリティ、うちは大丈夫か?」と言われる前にー」が、秋葉原UDX CONFERENCEで開催されました。
冒頭に当協会の土居範久会長から、挨拶がありました。
最初に、内閣官房審議官で内閣官房サイバーセキュリティセンター副センター長の三角育生氏から、「サイバーセキュリティ基本戦略とセキュリティ監査」と題する基調講演を頂きました。
続いて、電気事業連合会情報通信部部長の阿部克之氏が登壇し、「スマートメーターシステムの情報セキュリティ監査」と題して、一般送配電事業者が電力自由化に伴って導入したスマートメーターシステムの情報セキュリティ監査について、業界一丸となった取り組みを紹介された。
休憩を挟んで、野村総合研究所の佐藤敦情報セキュリティ部長が、IT業界の代表的な例として、1990年代から情報セキュリティに取り組んできた野村総合研究所における情報セキュリティ監査の取り組みを紹介された。
4番目に、セイコーエプソン株式会社IT推進本部IT推進部の石﨑仁主事から、セイコーエプソン株式会社が情報セキュリティ監査に取り組みを開始した時から、現在に至る過程を説明し、全社規模に情報セキュリティ監査を拡大した経験の紹介がありました。
最後に、PwCあらた有限責任監査法人パートナーの加藤俊直氏が登壇し、情報セキュリティ監査の企画と実践方策と題して、情報セキュリティ監査をどのように企画し、実践していくかを説明されました。
終了後のアンケートによれば、回答総数の72%が「とても役立った」「役立った」と回答しており、高い評価でした。